【書評】『不思議の国のアリス』を23歳の今、読んでみた
-キャロルルイス著
-高山宏訳
-佐々木マキ絵
不思議の国のアリスはディズニーが原作だと思っていた。
童謡の類だとは思ってもみなかった。
...訳ではないけどなんとなくそれくらいの勢いでディズニーのモノだと信じていた。
あまりにもアニメや映画の雰囲気が好きで、今まで文章のアリスに触れてこなかったのもその理由の一つである。
特に"アリスインワンダーランド"はティムバートン監督独特の感じとあいまって、公開当時に2回映画館に足を運んだ。
目の保養になる映像の綺麗さと、現実を忘れるような世界観がドツボで23歳の今でも大好きな作品の一つだ。
予告映像を見るたびにジョニーデップ演じるマッドハッター(帽子屋)がとても狂気じみていて最高だったことを今でも思い出します。
ハートの女王の愛くるしい頭の大きさや、トランプ兵たちのくせになるカッコよさ、二子の可愛さに、チェシャ猫の不気味な雰囲気、そして何より勇敢で不思議ちゃんでかわいさ爆発しているアリス。
もう全てが最&高の一作だと個人的に激押しです!!
(ちなみにDVDあります!よかったら購入してみてください)
児童書とは思えない狂い様
映画を見てみて、今回本を手に取って読んでみて、共通して言えるのがとにかく登場人物が狂ってる(笑)
特に調理してるおばさんとハートの女王はおかしい。
この人と
この人ね
調理のおばちゃんは皿は子供に投げるし胡椒はかけまくるしもう最悪。
女王様は何でも打ち首で処刑が大好き。
…本当に児童書かよ!!?!
と、開いた口が塞がらないのです。
ストーリーの進行具合も映画verだと映像でカバーされていますが、文章だと突然展開が変わったりして大変読みずらかったです。狂ってます。
読了した今だと、「アリスの夢の中だからハチャメチャなんだな」となんとなく理解できますが、読んでる途中では何度か挫折しかけました。
この本の対象年齢が小学生とかなら私は読解力をお母さんのおなかの中に戻って鍛え直さなければならないなと思いました。
そうは言いながら要所要所に出てくる挿絵はとても可愛くて大好きです。
個人的にはアリスよりもこの憎たらしいウサギが好きでしたね。
初めてのアリス
23歳の今、初めて読んだ『不思議の国のアリス』は、ウィードをガンガンキメてウィスキーをストレートで5~6杯飲んだ後、踊りながら書いたような作品だと感じました(笑)
トチ狂ってる世界観がたまらなかったですが、個人的には映像のアリスの方が好みでした。
ただ海外作品に関しては翻訳者の方によって受ける印象はだいぶ異なると思ってますので、時間があるときにでも英語版を読んでみたいなーと思ってます。
いつか子供ができたら寝る前に一話ずつ読んであげたりするのもいいかなーなんて考えながら今回はこの辺で締めたいと思います。
最後に可愛いアリスの写真で終わります!
(ほらね、目がラリってるでしょ?)
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